春樹 村上 - 1Q84

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1Q84: краткое содержание, описание и аннотация

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 そこでふかえりはまた間を置いた。天吾はその少女が広い道路から離れたところを、一人で黙々と歩いている光景を想像した。

 センセイはおおきなちからとふかいちえももっている。でもリトル?ピープルもそれにまけずふかいちえとおおきなちからをもっている。もりのなかではきをつけるように。だいじなものはもりのなかにありもりにはリトル?ピープルがいる。リトル?ピープルからガイをうけないでいるにはリトル?ピープルのもたないものをみつけなくてはならない。そうすればもりをあんぜんにぬけることができる。

 ふかえりはそれだけをほとんど一息に言ってしまうと、大きく深呼吸をした。マイクから顔を背けずにそうしたものだから、ビルの谷間を吹き抜ける突風のような音が録音されていた。それが収まると、今度は遠くの方で自動車がクラクションを鳴らす音が聞こえた。大型トラック特有の、霧笛のような深い音だ。短く二度。彼女のいるところは幹線道路から遠くないところのようだ。

 (咳払い)こえがかすれてきた。わたしのことをしんぱいしてくれてありがとう。わたしのムネのかたちをきにいってくれてへやにとめてくれてパジャマをかしてくれてありがとう。あえることはしばらくないかもしれない。リトル?ピープルのことをジにしたことでリトル?ピープルははらをたてているかもしれない。でもしんぱいしなくていい。わたしはもりになれている。さよなら。

 そこで音がして、録音が終わった。

 天吾はスイッチを押してテープを停め、頭のところまで巻き戻した。軒から落ちる雨だれを聴きながら、何度か深呼吸をし、手の中でプラスチックのボールペンをくるくると回した。それからボールペンをテーブルの上に置いた。天吾は結局なにひとつメモに書き留めなかった。ただふかえりのいつもながら特徴的な語り声にじつと聞き入っていただけだ。しかし書き留めるまでもなく、ふかえりのメッセージのポイントははっきりしていた。

(1)彼女は誘拐されたのではなく、しばらくどこかに姿を隠しているだけだ。心配することはない。

(2)これ以上本を出すつもりはない。彼女の物語は口述のためのものであって、活字には馴染まない。

(3)リトル?ピープルは戎野先生に負けない知恵と力を持っている。気をつけること。

 その三つが、彼女の伝えようとしたポイントだった。ほかにはギリヤーク人の話。広い道路から離れて歩かなくてはならない一群の人々。

 天吾は台所に行ってコーヒーを作った。そしてコーヒーを飲みながら、カセットテープをあてもなく眺めた。そして冒頭からもう一度テープを聴き直してみた。今度は念のために、ところどころで一時停止ボタンを押し、要点を簡単に書き留めていった。そして書き留めたものを目で辿ってみた。そこにとくに新しい発見はなかった。

 ふかえりは最初に簡単なメモを作って、それに沿って話をしたのだろうか? 天吾にはそうは思えなかった。そういうタイプじゃない。リアルタイムで(一時停止ボタンさえ押さず)、思いつくままにマイクに向かってしゃべったに違いない。

 彼女はいったいどんな場所にいるのだろう。録音された背景音は、それほど多くのヒントを天吾に与えてはくれなかった。遠くでドアがばたんと閉まる音。開いた窓から入ってくるらしい子供の叫び声。幼稚園? 大型トラックのクラクション。ふかえりのいる場所はどうやら深い森の中ではないらしい。そこはどこかの都会の一角のように思える。おそらく時刻は朝遅くか、あるいは昼下がりだ。ドアが閉まる音は、彼女が一人きりでいるのではないことを示唆しているかもしれない。

 ひとつはっきりしているのは、ふかえりが自ら進んでその場所に身を隠しているということだ。

それは誰かに強制されて吹き込まされたテープではない。声やしゃべり方を聞けばわかる。冒頭の部分で多少の緊張はうかがえるものの、それを別にすれば彼女は自由に、マイクに向かって自分が思った通りのことを語っているようだ。

 センセイはおおきなちからとふかいちえももっている。でもリトル?ピープルもそれにまけずふかいちえとおおきなちからをもっている。もりのなかではきをつけるように。だいじなものはもりのなかにありもりにはリトル?ピープルがいる。リトル?ピープルからガイをうけないでいるにはリトル?ピープルのもたないものをみつけなくてはならない。そうすればもりをあんぜんにぬけることができる。

 天吾はその部分をもう一度再生してみた。ふかえりはその部分をいくぶん早口でしゃべっていた。センテンスとセンテンスのあいだに入る間も心持ち短かった。リトル?ピープルは天吾に対して、あるいは戎野先生に対して、害をなす可能性を持つ存在なのだ。しかしふかえりの口調には、リトル?ピープルを邪悪なものとして決めつける響きは聴き取れなかった。彼女の言い方からすれば、彼らはどちらにでも転ぶ中立的な存在のように感じられた。もう一カ所、天吾に気にかかる部分があった。

 リトル?ピープルのことをジにしたことでリトル?ピープルははらをたてているかもしれない。

 もし本当にリトル?ピープルが腹を立てているのだとしたら、その腹立ちの対象の中には当然ながら天吾も含まれているはずだった。なにしろ彼らの存在を活字のかたちにして世間に広めた張本人のひとりなのだから。悪意はなかったと弁解してもきつと聞き入れてはもらえないだろう。

 リトル?ピープルはいったいどのような害を人にもたらすのだろう? しかしそんなことが天吾にわかるわけはなかった。天吾はカセットテープをもう一度巻き戻し、封筒に入れて抽斗にしまった。もう一度レインコートを着込み、帽子をかぶり、降りしきる雨の中を買い物に出かけた。

 その夜の九時過ぎに小松から電話がかかってきた。そのときも受話器を取る前から、それが小松からの電話だとわかった。天吾はベッドに入って本を読んでいた。三度ベルを鳴らしておいてからゆっくり起きあがり、台所のテーブルの前で受話器をとった。

「よう天吾くん」と小松は言った。「今、酒は飲んでるか?」

「いいえ、素面{しらふ}です」

「この話のあとでは酒が飲みたくなるかもしれない」と小松は言った。

「さぞかし愉快な話なんでしょうね」

「どうだろう。それほど愉快な話ではないと思うね。逆説的なおかしみならいくらかあるかもしれないが」

「チェーホフの短編小説のように」

「そのとおり」と小松は言った。「チェーホフの短編小説のように。言い得て妙だ。天吾くんの表現はいつも簡潔で当を得ている」

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