その一方で、過ちや資質を含めて本当のあなた自身を発見しなければなりません。特に大切なのは、自分を愛し、大切にすることを学ぶことです。
自分自身を信じ、大切に思うことは決して悪いことではありません。それはプラス、ポジティブなことです。有害な人物があなたに作り出したり課したりすることは、あなたの肉体的および精神的健康に悪影響を与えます。あなたが人として成長し、自分自身を守り、働き、自立することを妨げます。それはあなたのバランスを崩し、有毒です。だからあなたの人生から彼らを遠ざけておくことが大切です。
けっしてすべての人が同じ振動やエネルギ—を感じるなどと考えてはいけません。彼らが全員を同じように扱っていないことを見れば明らかです。彼らは人によって態度を変えます。まちがっても、彼らがなぜそうするのかという理由を考えるル—プにはまってはいけません。できるだけ冷静さをもって、できるだけ素早く彼らから遠ざかるのです。
次のようなことわざがあります。「がらくたは、少なく、遠くに」そしてもう一つ覚えておくべきことわざは「察しが良い人は、一を聞いて十を知る」ですから、自分が大切にされていないことがわかったら、さっさと遠ざかりましょう。自分が好かれ、大切にされるもっと良い別の場所に移りましょう。あの不快感を生み出した人人や状況、場所から遠ざかった所にいましょう。
私たちは、往往にして自分自身や他人に対して寛大であることを忘れてしまうことがあります。
それは努力して直さなければいけない点です。
まず初めに心に留めておくべきことは、多くの人が他人に与える、買ってあげる、探してあげる、喜ばせることには慣れているのに、自分自身に対してはそれを忘れているということです。
あなたは自分自身に寛大になることを学ばなければなりません。すなわち、一度立ち止まって、自分が何をしたいのか、どの道を進みたいのかを考えてみることです。または単純に、誰かのために何かを選ぶときは、自分自身のことをも覚えておくということです。
一方で、私たち全員が取り組む必要のある基本的なことは…単に感謝することです。多少眉をひそめられそうな状況にあっても、気にしないことです。
そういう状況では、私たちは次のように言うのに慣れてしまっています。「遅れてごめんなさい」。これは、言われた相手がそれを理解して、遅れてきた私を許してくれることを前提にして言っています。そして、相手が変わらず優しくていることを前提にしています。
しかし、本当に最初に言わなければならないのは。「私を待ってくれてありがとう」です。そして、それに付け加えて必要な説明を加えるべきです。相手は前もって約束した時間を過ぎたにもかかわらず待っていてくれたのです。
私たちは、他人が自分に対して費やしてくれた時間、助け、注意を払ってくれたことを、友人として感謝することを学ぶ必要があります。言い訳を言ってその後ろに隠れないでください。その人が費やした時間の貴重さを考えてください。
これはささいなことですが、私たちの間の絆と信頼を強めてくれます。
私たちはみんなこの世に生まれてきたばかりの時には、一連の感覚や知覚を認識できます。それらの能力はその後にまで残るものとは異なります。おそらく途中で一部失われてしまうのでしょう。
そのような消失が起こるのは、大部分は教育、恐れ、または鈍感のためだと言えます。
これはすべての人に同じように起こるわけではありません。音楽に大変な才能を持って生まれる人もいます。私自身はこの分野に才能はなくて、音楽を聴くのは大好きですが、楽器は弾けません。
ある特定の分野のことが難なくできる能力がある人たちがいます。彼らはその能力を生得的に持っていて、時に応じてそれを発揮します。
教育と恐怖に関して言えば、直観に優れた人たちや霊感が働く人たちは、現在では昔に比べて、悪く見られたり、差別を受けたりする頻度が少なくなっているように見えます。特にこの10年そうなってきました。
しかし、正直に言えば、敏感で直感的で、人と何か違うものを見たり、感じたりする人は、常に社会で否定的に見られたり、悪く見られたりしてきました。今日でもそうです。彼らは下劣な言い方で「魔女」の仲間とみられています。
そういった苦痛な重荷はあえて取り除きましょう。その汚名はあなたのクロ—ゼットから消し去りましょう。そして、あなたの直観、霊感を前向きに使い始めましょう。自分自身に正しい問いかけをすることを学びましょう。そして自由で、独立した立場に立ってそのエネルギ—を使っていきます。以下のことを心掛けてください。
–直感が働くことは悪くない。
–その使い方を学ぶことは良いことです。
–自分独自の手法を開発してください。
–自分が感じたことを理解しましょう。
–何かを達成するためにそれが必要なことを認めましょう。
–そして、あなた自身の人生をコントロ—ルしましょう。
そうはいってもまわりが簡単にそれを実行するのを許してはくれません。直観や霊感が働く人は、普通よりも多くの障害物と闘わなければなりません。そして最も懐疑的な人たちは、それは事実ではないというでしょう。
何かを直感したときは、それに慣れて、まわりの状況を観察し、必要な対応をしてください。
あなたが感じたものに応じて、離れる、黙る、慎重に話すなどの対応をとってください。なかでも、先に話したように、私的なレベルでも、仕事の場でも、まわりの人たちとの関係が特に大切なのです。何をどうやって話すか慎重に考えて、衝突を避けます。
なぜなら、ある直感を感じたとき、それがうまく処理できなかった過去のある恐怖や苦痛と結びつくと、それはあなたの中で時限爆弾が破裂したときのようになり、あなたを不安定にさせるからです。
ですからすべての直感的な人に対して私が最初に教えることは、まわりの状況と自らの気持ちをよく分析することです。例えば、仕事中はそのような直感は、影響を与えないかもしれません。
ところがそれが、家族やパ—トナ—といるときには全く違った状況になります。
コ—チングは私たちの生活に完全に組み込まれていて、私的にも仕事でも私たちに役立つものです。私はこれからそれを皆さんに示していきます。その分野の本をたくさん読んで勉強するのが、その分野の専門家になるための出発点です。
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